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＜＜第２３夜
アマ無線千夜一夜物語（第二十四夜） 97/11/20 03:13
よいこの皆さん今晩わ。アマチュア無線評論家おじさん、さようなら。
今夜はエレキーの事を書こうと思って、前から用意していたのですが、
MM3の話が出たとたん、RHJさんあたりが偉い(FB FBあっぱれの意)発
言をされているので、またこの件は出直しです。とほほ。
気を取り直して、今話題になっているノブの鍔について、以前電話を
かけて知識があるのでご報告を。ルルルルル、ルルルルル ガチャ。
出てきたのはイッセー尾形のアトムおじさん風。
H社『ガサゴソ、ガサ.....あ、それそっちやっといて...........』
PXB『...........』
H社『はいはい。ハイモンドですが。』
PXB『あのう、私HK-1Zのユーザなんですが。』
H社『はい、それでどういった......』
PXB『あの、電鍵に付いているノブの鍔、袴ですかね。あれはなんで
付いているんですか？』
H社『あー、あれね。あれは親指を休めるためにあるんですよ。長く
打つと疲れるでしょう。プロはあそこに親指のせていますよ。』
PXB『でも、あんなところに親指のせたら、高速には打てないでしょう』
H社『いやー、プロは結構それでも高速で打ちますよ。』
PXB『へー、そうなんですか。 ところで、鍔が少し欠けているので
新品がほしいんですが。それとBK-100のアクリルカバーも。』
H社『あの鍔付きのノブは、全製品に共通で700円です。カバーは
ね、250円ですよ。お代は切手でもかまいませんよ。送料は
200円です。』
PXB『それじゃ。郵送で注文します。』ガチャ。(内心安いと思う)
というわけで、一応の結論がでてますが如何？ でも親指のせた格好
で高速は無理と思うが、どう考えたってこう桿の動きを親指が邪魔す
るからね。まあプロといっても色々だから。
小笠原が返還になった直後に、母親がJD1出身なので今はもう廃船と
なった東海汽船の椿丸でのこのこ出かけた。ずっと無線室に入りびた
りで、トラフィックハンドリングを見学していた。以前からJCSを
ワッチしていたので、やり方は熟知していて電文さえあれば交信出来
るのだが、喉から出かかっても『打たせて』とは言えなかった。
リグはJRCの古いやつで、フルブレークインで大型リレーがすごい
音をだしていたのを思い出す。
彼の打ち方は、一風変わっていて人差し指と中指の腹でノブをのん
びり叩いていた。一言いいたそうな顔を察したのか、『いやー、
この方が楽で確実だし』と向こうから言ってきた。実際、CWを叩いた
往年のプロでも、ピンからキリまでいそうだという事を実感したしだい。
実力者は、200-300トンの遠洋漁船のバッグキーあたりにいそうな
気配がする。
ちなみに、当フォーラムで文句たらたらのバッグキー符号は、理由
がありそうだ。これは、もう少し調べたいが、昔がんがんにやった
JCSの元プロの一言を紹介して、今夜はおしまいにする。
『持丸さん、1:3の比ですって。そんなもんにこだわっていたら
空電に太刀打ちできませんよ。長点を伸ばすのは、プロなりの
理由があるんです。』
GUD NITE
DE JP1PXB/JA1VJQ