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アマ無線千夜一夜物語(第二十五夜) 97/11/23 12:59
皆さん今晩わ。アマチュア無線評論家のおじさんたちも今晩わ。
PXBは飯能市の美杉台という新興住宅地に住んでいる。標高200mの丘の
上で、冬の夜などは光の海が広がり、大宮のソニックシティや遠くは筑波
の山波が見え、V/UHF電波は関東一円に開けています。また、新しい家が
立ち並んでいて、さながら住宅展示場のようになっている。だから日曜日
ともなると、家を新築したいと考えている人たちが、家の回りをゆっくり
車で走って好みの家を物色しています。PXBがたまにアンテナを下げて、
メンテナンスをしていると、一体何をやっているのだという視線をびしび
し感じる。こうしたHFの大型アンテナは、周囲にとって脅威以外の何者
でもなさそうだ。でも、こんな人もいましたね。近所のおじいちゃんが
寄ってきて、
G 『持丸さんのところは大変ですねえ、電話会社のアンテナに庭を占領
されてしまってねえ。』
PXB『ええ、狭い庭なんですが、まあ社会のお役に立てればと思っている
んです。使用料も雀のなみだなんですよ。』
G 『そうですか。それはまたご苦労なことです。』
少なくとも、PXBはご近所の一部でいい人になっている。
というわけで、今夜は表題の無線をやっててみっともない失敗の話。
いい加減に寝ればよいのに、遅く帰宅してもパブロフの犬みたいに無線
のスイッチを入れCQを出してしまう。こんなに遅い時間なのにワッチ
している人もいて、いつものラバースタンプQSOが始まる。ところが、
電信たたきながら最初の送信で寝込んでしまう。レポート、住所、名前
を送ってそのまま73ちょんちょん。ふっと目が覚めるとその周波数が
シラーとしている。たぶん相手は度肝を抜かれてると思うが、『?』
などと打たれてはっと我に返る。平謝りに謝ってベッドに潜り込んだ。
もう3回はやっている。あー恥ずかしい。
PXBのはまだ可愛い。おれの失敗はもっとすごいぞ、という方がおりま
したらCWの如何を問わずコメントを下さい。
GUD NITE
DE JP1PXB/JA1VJQ
P. S. PXBの縦ぶれ電鍵の重さは260gでした。こうした定量的データ
を集めることは必要ですよね。そして、以前にも言ったように、
趣味の中の趣味として縦ぶれを嗜んでいます。
しかし、オンエアが全てで実証できなければ意味がないと強力な
結界を張ったのに、それを打ち破って跳梁跋扈するとは.........
電信おやじ、おそるべし。