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<<第38夜


第三十九夜 無線交信のレポート ( RST Report )

氏がいろいろ書いているので、PXBもまいど馬鹿馬鹿しい千夜一夜を一席。
信号のレポートは、PXBの昔からの理解ではPEAKで報告するのが基本であると教わり、実施してきた。各DX局からもらうレポートもPEAKで送ってくるように思われる。だから、『ピークで59です。』などと断る必要は全くない。もし、詳しいレポートを送りたい場合、PXBの場合は『559 to 579』などと送っている。

また、以上のSメータの実際の振れという定量的な数値とは別に、RS共に官能評価の一覧表があるのは、ご存じのとうり。 例えば非常に微弱な信号であると評価した場合はSいくつであるとか、腰を抜かして座りしょんべんするほど強いのであればS9であるとか。1960年頃の電波技術の『ラジオ・TV・HiFi(Woa!)設計製作ハンドブック』をひもとけば、

 -------RST(感度表示)コード--------
R=Readability(可読率...だって)
 R1 読み得ず
 R2 辛うじて読み得、時として語を判読し得る程度
 R3 かなりの困難あるも読み得る
 R4 実用上、何等の困難なく読み得る
 R5 完全に読み得る

S=Signal Strength(信号強度)
 S1 微弱、信号を辛うじて感受し得る程度
 S2 極めて弱し
 S3 弱し
 S4 弱きもS3より強く感ず
 S5 適当なるもS6より弱し 
  (ここらへん少しいい加減。じゃ何かい、S8は極めて強勢なれどS9より弱しかい?)
 S6 適度 (なにが適度だ! お前の頭が適当だ)
 S7 幾分強勢
 S8 強勢
 S9 極めて強勢

T=Tone(音調)
 T1 ヒッシングを伴う極めて粗末な音調
(これ一度打ちたい、おまえお粗末だってよ)
T2 非常にあらい交流音、楽音の感なし
T3 あらい低いピッチの交流音、幾分楽音に近し
T4 幾分あらい交流音調、相当楽音に近し
T5 楽音にて変調された音調
T6 変調された音調、ヒューという音を感ず
T7 直流音に近きも、軽きリップルを感ず
T8 全く直流音に近きも、極く軽きリップルを感ず
T9 純粋な直流音
 T10 水晶制御音調
(これって例えば599Xと打った気がする、59910と打って一泡吹かせたいが、相
手が??モードになるに決まっているので無意味、水晶制御音は最近聞かないが
うるさいOMは聞き分ける。)

Readabilityなんかは、かなり実状にあった巧い分類のしかたをしている。時々了解度5を貰ったのにQRMが起きたからもう一度と打たれる場合もある。中にはお前の頭がQRMだろうと言いたくなる局もいる。いろいろ文句を書いたが、こうした感覚的なRST評価の方が、もらう相手にとって自分の電波の実際の届きぐあいが判るので、Sメータばかりに頼らず、もっと積極的に使ってもよいのではないか。

ワッチしていて一番ぶっ飛ぶのは、電話親父の『59QRM』ですね。こんなの昔はなかった。最初聞いたとき目が点状態になりました。それともこれは、QRMがあってもお前の信号が強いので完全に了解できたのか、それとも自分の耳がいいので59で取れているのかなと思ったが、たいてい住所の再送を求めていたりするので、実際了解度または可読率が3とか4に下がっているのが実状だと思う。こういう間抜けは電信マンには一人もいないので一安心だ。

GUD NITE
DE JP1PXB/JA1VJQ


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