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＜＜第４７夜
アマ無線千夜一夜物語（第四十八夜） 99/11/09 02:31
ご隠居様、かおるねこ様、こんばんは。今晩はお二人のための特別編。
特にねこ用に記述。ベテランには不要の書き込み。
ちょっと、目を離すとこれだ。ずいぶん言いたい放題言わしてくれまし
たな。あ、俺のことか。世の中公平にできていて、言った分だけいわれ
てしまいます。まあ無線の世界、応答あり無しで、一喜一憂は世の常。
アリゲータは、衛星通信が最初だったんですか。昔からＤＸの間では使
われていた言葉のように思っていましたが。まあ、ふくろう博士が言う
のだからそうなんでしょうね。
何年か前、７でＣＱを出したら西海岸の親父から呼ばれた。国内のヘボ
が周りでちょろちょろしてコールが取れない。ワッチしていると、別の
西海岸の局が出てきて、『今のPXBってのはアリゲータだなあ。Ｓの割に
は応答もないぜ』なんて話しているので、むっとして、『汝たちには不
感であろうが、こちらにはローカルＱＲＭがあったのである』と打った
ら消えちまった。
さあ、ここから本題です。かおるねこにも勉強させなくてはいけないの
で、色々な場合を想定して考えてもらいましょう。
応答が無い場合は、本人自体の問題、呼び出しを受けた側の問題、設備
的な問題、電波伝搬上の問題等々の条件が考えられます。だから、ねこ
のように、簡単にショックを受けてはいけない。
＜本人自体の問題＞
□めちゃくちゃ嫌われている場合
例えば、いつも７ＭＨｚのコンテストで上位入賞、優勝していた
JM1TU□などは、最近ログの不正が発覚し（JARL確認済み）私など
は、『水増し君』と呼んでいる。ローカル各局は、前からあやしい
とふんでいた。これだけは、腕で対処できないからなあ、なんて汚
い奴だ。絶対答えないぞ、呼ばないぞ。
□へたに呼べない場合
間違って呼んで、何言われるかわかんないやつは呼べない。ふふふ
または、下手に応答できない。怖いもん知らずのねこもいる。
□200Hz以上離れて呼んだ。相手にゼロインする腕がない。ここでねこ
用に解説を。自動ゼロインの機能が無い場合がほとんどなので、普
通は自分のＣＷサイドトーンの音調をまず頭に焼き付け、次にメイ
ンダイヤルを回して受信音をサイドトーンの音調と合わせれば、ゼ
ロインが完了。この時RITはオフにしといてね。単に自分の好きな音
の高さで、メインダイアルを相手に合わせないこと。
同調した音調が高すぎて（普通高い）嫌いなら、以上の作業が終
わってからRITを回して好みの音調にすること。基本だぜ。
□珍局がEU(ヨーロッパ)オンリーと指定しているのに呼ぶタコ。
これはほとんど無視されますね。
□ドッグパイルに身の程知らずに参加しちゃったい。分かっちゃいる
けどやめられない。本会議室にもきっといる。通称お祭り好きの
『わっしょマン』。
＜呼び出しを受けた側の本人・設備の問題＞
□たまたま、トイレに行きたかった。
□電話が掛かって来てしまった。PXBは TEL TEL AS AS 外国局に対し
ては GOT (TELEPHONE) CALL NW AS AS などで対処
□OPERATER IS TOO LAZYでRITまたはクラリファイやを回さない。
又はRITの戻し忘れ。離れて呼ばれると気付かない。
□切れすぎるＣＷフィルタが入っている。少しでも離れて呼ばれると
全く気付かない。
□もう十分交信した。もうやめよう。無視無視。
□相手の信号が弱すぎる場合。PXBの場合、国内でも海外でも、『汝
の信号は弱すぎる。よって交信を楽しめない ７３』これをやって
たら、JA1HLRからお前嫌われるよと注意が。でも、外国局は以外と
素直に受けるようだ。
□本人がアリゲータの場合。印田翁が解説済み。
□ＱＲＰも時々迷惑この上ない。以前にも文句をたれたことがあるが
小電力運用する者の中には、相手に苦労して取って貰っているとい
う意識の無い人がいるような気がする。例えば、自分の信号が弱い
のを分かっているのに、高速和文をばんばん打ってくる手合い。
この手合いには応答しないか、即さよなら。
＜電波伝搬上の問題＞
□ローカルスキップ
□せこいアンテナで無理しちゃった場合
□こちら側では不感の、混信、ノイズがひどい場合
□フルオープンしてないのに呼んだ
この辺は、たくさん理由がありすぎだね。経験を積んで下さいまし。
以上の中から、今回ねこまたがパスされた理由は：
１）PXBのフィルタが切れている。幅200z位しか聞こえない
２）PXBはめんどくさがりやで、CQのあとRITを回さない
３）ねこがゼロイン出来ないで、離れた周波数で呼んだ
まあ、どっちもどっちの理由だな。次回はゼロインして/NEKOをコールの
後ろに付ければOK。超低速、ローマ字通信でお相手いたしましょう。
PXB