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<<第61夜


アマ無線千夜一夜物語(第六十二夜) 00/08/27 09:26

第六十二夜 ゼロインの実体 (Results of ZERO-IN Survey)

皆さん今晩わ。今週は夏休みで秋保温泉の佐勘と上山温泉の月の
池に泊まってのんびりしてきました。秋保温泉を流れる名取川で
は、平均的な渓流釣り師にとって、一生に数回あるかないかの40cm
級のヤマメを釣り落とし、シリアスなDXerがクリッパートンを2回
連続で空振りしたようなショックを味わいました。
竿は満月、縦横に走り回りジャンプ、すごい糸鳴り。このヤマメ君
とは、たった数分のやり取りでしたが、アドレナリンが吹き出す大
興奮でした。放心状態の後の何とも言えない充実感、やっぱり渓流
はやめられない。

閑話休題。以前、電信のゼロインが話題になっていました。PXBの
スタンスは、回りの迷惑を考えると、ゼロイン出来るにこしたこと
はないが、あまり気にはしていません。2組の交信が、周波数的に
クロス状態でも、取れることが多いからです。高桑翁に至っては、
1−2Kc離れても、そんなもん気にせんとのお言葉を頂きました
が、SSBフィルタやトリオT-11程度の旧石器時代の選択度を生き抜
いて来たからでしょう。フリント・ストーン高桑と呼ぼう。

実は、この話題が出た以前から、新ログソフトを使いはじめていて
そこには、自局の周波数と相手の周波数を記入するBOXがあり、
ずっと記録を残していました。7MHzでの記録ですが、実体はど
の程度かが分かります。縦に周波数、横に頻度と取ります。

Delta
Hz
>+1K|**
+550|
+500|
+450|*
+400|
+350|*
+300|*****
+280|*
+260|****
+240|***
+220|***
+200|*****
+180|***
+160|******
+140|****
+120|*************
+100|******
+ 80|*********
+ 60|****
+ 40|******
+ 20|**********
・・ 0|**************************
- 20|*******
- 40|*************
- 60|*****
- 80|************
-100|**************
-120|**********
-140|***
-160|**
-180|********
-200|**
-220|*
-240|**
-260|**
-280|**
-300|**
-350|*
-400|
-450|
-500|
-550|*
>-1K|


一応、ゼロを狙ってくるだけあって、ゼロを中心に上下にきれいな
分布をしています。このデータから、学ぶことは:

1)CQをかましたら、±300HzくらいをRITで確認すれば、ほとん
  どの応答局を拾い出せます。

2)分布がきれいなので、皆さん一応合わせようと努力しているこ
  とが分かる。

3)実用上、今のリグで300Hz離調すれば混信を受けない。そして
  上の分布から、ほとんどの局が300Hz以内のズレで交信してい
  る。従って、誰かの交信を聞いて、その周波数から600Hz以上
  離してでれば、まず迷惑を掛けない。

4)ほとんどの人が、300Hz以内にチューン出来るので安心した。
  完全なゼロインが出来ると、本人が得することが多いが、出来
  なくても上記の結果から、300Hz以内に納める実力はみんな 
  持っているので、実用上問題はない。

以上の結論は、7MHzの調査結果なので、他のハイバンドでは少
し事情が異なるかもしれない。バンドの開け具合とか、習慣が他の
バンドでは違うから注意。
電車の車掌さんが、詰め合って席にお座り下さいとアナウンスして
いるとおり、ゼロインする能力を持ち、バンドを広く使うことが理
想です。ただ、7MHzの現状は、それほど深刻ではないようだ。

PXB


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