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＜＜ 第７３夜
アマ無線千夜一夜物語 2002年2月22日 2:57
こんばんわ。技術士というより通信士の王座様ですが、EMCの為、否応無しに
半田ごてを握る羽目になった。以下は、その奮戦記を手紙で綴ります。全ては
増力のために出た、障害対策から始まりました。皆さんも、私の書いた文章が
そのまま使える場合があると思います。参考にしてね。とっても長文。
メール１：これは、飯能のNTT MEに部品の入手先を教え、（昔の障害対策本に
出ていた住所は全く違う）対策の相談した最初の手紙です。NTT AT社は使え
ますよ。
*****************************手紙１******************************
NTT ME 飯能営業所T様
本日、電話にて対応ありがとう御座いました。コモン・モードフィルタの入手経路
を掴みました。
＜EMC関連の対策技術開発部隊＞--------ここが一番進んでる。
NTTアドバンステクノロジ株式会社
ワイヤレスシステム事業部 EMCセンター
開発ご担当技術者：高木様、雨宮様 （高木様と話しました）
電話 ０４２２−５１−９８１１
＜EMC対策用品・部品関連の販売部隊＞---------部品の入手はここだよ。
NTTアドバンステクノロジ株式会社 （三鷹駅徒歩５分）
テレコム営業センター
担当技術者：田中様、木田様、小笠原様
アシスタントの女性：菅原さん
電話 ０４２２−３７−０８０２
??木様あたりは、大変詳しい人達なので、今後田辺さんもコンタクト取っておいた
方がスキルアップに良い人でしょう。（NTTはでかすぎで横の連絡が大変ですね。）
＜コモンモードフィルタの型式＞
DMJ 6-2H ----２線式用
DMJ 6-4H ----４線式用
型番のHが、10MHz以上に効果のあるもので、ここがHからLになると10MHz以下
用になります。（Lは中波放送用で、Hがアマ無線用と考える。かなり効きます。）
＜今後の作戦＞
１）日本アマチュア無線連盟のテレフォン電波障害などのチラシを（月曜入手
予定）近所に配ります。本来受けてはいけない電波を受けてしまうので対策
要と近所に説明します。
２）私が今朝紹介した型番は、上記で販売しています。取合えず、来週月曜日に
コモンモードフィルタを、まとめ買いしてきます。 この部品を、NTT MEのT
さんに必要なだけ私から無償供給します。
３）Tさんの方で、実際周辺何軒くらいから来ているのかを、同僚の方から聞いて、
私にEメールで報告下さい。（てっとり早い）
４）パンフレットを配った調査結果を、Tさんに報告します。
５）実際の訪問装着はMEさんの主導でやって欲しいです。なぜなら私は、あくま
でも一般人から見れば素人だからです。もちろん私も立会いますが。又は
無線室から電波を出しながら、携帯か小型トランシーバで連絡を取合うことも
可能です。
６）それ以上の対策については、５）でだめだったらまた相談しましょう。
以上
****************************************************************
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↓
↓
相手も人間だから、なるべく丁寧にね。そうしたら、NTTME飯能営業所Tさん
から、こんな回答が来ました。
↓
↓
↓
**************************手紙２*********************************
＜誠意ある対応に感謝します＞
ＮＴＴーＭＥ飯能支店を代表して、感謝申し上げます。
無線混入の故障申告件数を調べてみました。結論から言いまして５〜６件く
らい、という大まかな件数でしか把握できませんでした。と、言いますのは、故
障修理の有償、無償の処理を正確に記入しますと、必ず一定額の請求が生
じます。ですが、この場合申告者の家の設備の故障ではないので、（同時に
ＮＴＴ側でもないんですが）、有償処理が出来ません。そのために、記録上の
処理は「あいまい」になります。そうでないと料金問題ですので、大変なクレー
ムになり、ＮＴＴも困りますが、電波発信者の人にもそのクレームは飛び火して
いきます。
また、故障修理は一年中休みがないので、社員の休みが不規則であり、
全員が顔を揃える事がほとんどありません。この事も詳しい発生件数の把握
の障害になっています。
フィルターですが、モジュラー式の電話機でしたら、なんら資格がなくても、お
客様にできるはずなので、必要な方にはそのままお配りして下さい。しかし、
中にはセキュリティ装置に配線が「ビス止め」されているような場合もあります。
この場合は装置の背面にある接続端子に、ドアホン、ＮＴＴの通信回線、など
の配線接続があり、やや分かり難くなっています。したがいまして、まずは、
お客様に取付けられる、電話機コードへの装着をお勧めします。
上司と相談の結果、今後発生する修理依頼へは、「お客様からの依頼を受
けての工事とみなし、すべて有償」となりました。ネットの盛んな時代でもあり、
飯能だけで、無線障害を無償で対処する訳にはいかない、というのもその理由
です。全国的には相当な数の同様な修理依頼があります。それらのお客様が
一斉に「無償修理」を申し込まれては、他の仕事にも大きな影響が出ます。
通常のモジュラージャック式につきましては、どうしてもご自分で取付けできな
い場合、出張費３５００円と技術費１０００円が請求されます。セキュリティ装置
等の複雑な配線への取付けは、技術費２０００円以上が請求されます（取付け
の難易度や工事時間による）
ご近所にビラを配布される際には、この事も明記して下さい。すでに無償で
（担当者それぞれの判断での、フィルター選択で有り、効果は保証していませ
ん）取付けられているケースもありますが、これはそのままとなります。最も、
この事が不公平であるとのクレームが強く寄せられた場合は、溯って請求し
なくてはなりません。請求は申告したお客様へ行われますが、お支払いの意
志がない場合は、お客様と、電波発信者の方で話し合って戴きます。
電波が混入する電話機はノイズ対策の劣る機種であり、ほぼ全てがＮＴＴ
以外の電話機です。この点から言っても、これ以上ＮＴＴでは無償対応は出来
ません。
合法的な無線と、通話品質においては合法的な電話機との間で生じている
問題であり、解決にはお互いの誠意が不可欠です。ＮＴＴは他社製品であって
も依頼を受ければ、解決に努力します。有償ですが、ご理解下さい。
どうしても無償で対応をご希望のお客様には、お使いの電話機メーカーへの
「点検依頼」をして頂くしかありません。
私もできる限りのお手伝いはさせていただきますが、会社の方針ですので、
何とぞご理解下さい。意に沿えない点も多多あると思いますがよろしくお願い
申し上げます。
ＮＴＴーＭＥ 飯能支店 故障修理担当 T
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↓
↓
まあ、NTTの実情が良くわかりますね。回答は、好感もてますが、費用や手間の
点でビビッテいるのがわかります。障害に弱いシステムを標準化したのは、NTT
ではなかったのか？？ 以下はNTT MEへの説明メール。
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↓
↓
***************************手紙３*******************************
NTT ME 飯能営業所 T様
本日、日本アマチュア無線連盟のパンフレットの配布を開始し、状況を調査し
始めました。
＜対策依頼箇所＞
取合えず判明して、直ぐにNTT MEとしての対策を打って欲しい家が２件あり
ます。
美杉台４−３１−１３ Y様 NTTの総合フォーンシステム
美杉台４−？？ O様 ○○ホン株式会社
CA2-102型
○○ホン?鰍ﾌ電話 ０５２−６８２−３
８７７
以上の２件に飛びこみが発生しています。早急に対策をお願いします。なお、
向かいのCさん宅には、御社の対策が講じられていて、現在止まっています。
＜費用の発生＞
私の理解では、両者ともシステムはNTTだと思いますが、そうだとすると全シス
テムがNTT製になりますので、費用の発生は、御社負担となると考えています。
NTT以外だと、私とそのメーカとの相談によって決められると考えています。
また特別処置としてNTT以外を、御社NTT MEが対策した場合は、私が費用
負担致します。
＜NTT以外のシステム対応＞
これは、私がまずNTT以外の電話機メーカの型式をしらべ日本アマチュア無線
連盟経由で、メーカのサービス部門に対応して貰います。こうしたアマチュア無
線連盟経由の依頼の場合、アマチュア側も規定のフローを踏んだ対策をしてお
く必要があり、現在以下の対策を講じようとしています。現在の状況から考えると、
無線の電波の基本波の飛びこみと考えていますが、無線機側の筐体輻射や
スプリアス（不用輻射）に対する、出来る限りの対策も考えて：
１）１KWアンプのAC200Vラインに、ラインフィルタの挿入済み。
ACライン経由の信号を５０−６０ｄB押さえています。
２）３０MHｚ以下の高電力対応の高性能LPFを購入予定。
（現在高性能品が品切れで探しています。）
３）コモンモードでRFを止めたアースラインで、無線機と１KW
アンプをDC的に直結する。（グランドには落としません。2階なので、地
面
にへたにアースを落とすとそこからの輻射が問題になります。）今週初め
に実施予定。
４）各種フィルタ、コア、などを秋葉原やNTT AT社に行って揃えています。
もう10万以上使いました。
＜お願い＞
基本波の飛びこみが一番臭いと思います。電柱ユニットから家庭までの配線も、
アンテナとして働いている可能性が高いのでシールドラインの使用（元町会長の
Kさんの３．５MHｚの飛びこみは、これで完全に止まった実績あり）をぜひお願い
します。少なくとも、これとフィルターの設置は、各家庭の入口（保安器）までを
担当するNTTの責任範囲として、お願いします。
これは、Tさんにしか申し上げませんが、法律的には、公共放送の障害がアマ
チュア側の責任範囲なんです。（これを近所に言ったら袋にされますが）
以上、よろしくお願いします。
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↓
この時点までで、一度JARLの技術課に相談に行っています。JARL相談窓口
は親切だけど、がんがん動く体質では無いみたいです。
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*************************** 手紙４ *****************************
JARL T様
先ほど電話した飯能市の持丸です。コールはJA1VJQです。障害のある家の
リストを載せたファイルです。各メーカへの対応依頼お願いします。
持丸 博
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JARLからは、次ぎのような返事が来ました。
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*************************** 手紙５ *****************************
JA1VJQ 持丸 博 様
お世話になります。 メーカ対策依頼の件ですが、下記の事項につきましてご
連絡をお願いいたします。
●使用している無線機の型名
●障害が発生する電力と周波数
●アンテナの型式、地上高、障害が発生している機器までの距離
また、NTTの電話機に付きましては直接故障係と折衝をお願いいたします。
対策にかかる経費については持丸様のご負担ということでよろしいでしょうか。
以上、お手数をおかけいたしますがご連絡をお願いいたします。
技術課 K
（社）日本アマチュア無線連盟
技術研究所技術課
lab2jarl.or.jp
電話 ０３−５３９５−３１２２
FAX ０３−５３９５−５００６
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↓
おいおい、経費はアマチュア側が負担？？ 何の為のJARLなんだよ。どっちの
側に立ってるんだい。ここで、JARLは、最初の相談と個別電話会社への連絡係
程度の役にしか立たないことが判明。脱力。
↓
↓
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*************************** 手紙６ *****************************
日本アマチュア無線連盟 JARL技術課
K様
メール有難う御座います。現在判明しているリストを添付いたします。ご質問に
ついては、エクセルに赤字で記入してありますので、参照し各メーカにご連絡く
ださい。
＜使用無線機＞
八重洲FT1000 八重洲VL1000リニア
送信側の実施済み対策については、エクセルを参照下さい。
＜周波数＞
現在調査中ですが、主に７MHｚ。パワーが大きいので、直接波の飛びこみ濃厚。
＜距離＞
添付エクセル参照下さい
＜NTT機種？＞
エクセルリストのとおり、全てサードパーティの機種です。メーカとのコンタクト
お願いします。NTT ME飯能は、NTT機種の対応は約束しています。また、
以前あって解決した障害に、引きこみ線をシールドにしたら治った例が７０ｍ
離れた家の、元町会長ドアホンに８０ｍバンドでありました。引きこみ線までの
対策は、NTT MEの範囲だとNTTも認めていますので、シールド対策が必要だ
と思っています。特に近い５０ｍ以内の家には、シールド線の引きこみが必要と
感じています。
この点は、NTT ME飯能さんの責任範囲なので、是非お願いしたいと思います。
このメールは、NTT ME飯能のTB氏にもCCコピーをお送りします。
＜費用＞
費用は、技術的見地から、問題の原因を作っている者が負担すべきと思います。
JARLでも理解していると思っていたのですが、費用全てこちらもちは疑問です。
何故なら不要な電波は出さない、受けないが現代の電気機器のながれでしょう。
基本的に受信機でもない電話が電波を受けてしまうことの主たる原因は、メーカ
が数百円のフィルタ等の対策をケチった事に主な原因があると思います。ご承知
のように、メーカのプリント基板には、フィルタの取りつけ穴があるのに国内向け
には入れていない、手抜きの電話機種もあります。
また、裸銅線同様の線の引きまわしを見ると、全く無防備で、上記の時代の流
れに反していますね。欧米ではパワーライン、ケーブルラインは全て地下で、こ
んな問題は発生していません。
『費用は持丸様の負担でいいですね』とは、我々の側に立つ、JARLの言葉とは
思えません。しかしながら、世の中、上記の正当な筋論だけでは動かないので、
メーカとの折半で、半額くらいはもっても良いです。
以上、よろしく対処の程をお願い致します。
持丸
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↓
内心では、全額負担でも構わないと思っている。 そうこうしている間に、NTT
ME飯能から電話があり、当然のように受益者負担なんて言葉を使っているの
で、さらに気分を害してこのメールになりました。
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*************************** 手紙７ *****************************
日本アマチュア無線連盟 JARL技術課 K様
NTT ME飯能営業所 TJ様、TB様
本日、NTT ME飯能営業所のTJさんから電話がありました。TJさんは、TBさん
の上司にあたる方のようです。
TJさんが仰るには、今回の件は『受益者負担』の原則から、当方に補修・対策
費用を負担すべきとの話しでした。
この『受益者負担』というのは、一見妥当な物言いに聞こえますが、理不尽な
部分があると考えます。
１）受益者というのは、当方だけに限定しているようですが、電話のユーザが
メインの受益者です。なぜ、アマチュア局だけが受益者なんでしょうか？
その根拠を知りたい。NTTは電話業務で益を上げてないんですか？
２）一体、受信機でもない電話が信号を受けてしまうのは、誰の責任でしょうか。
技術的見地にたてば、そうした電話機を作ったメーカ、そうした弱いシステム
を標準として構築した電話会社に第一番目の責任があるのは、明白です。
３）弱いシステムを告知しないで、一般の（当然として電気に無知な）ユーザに
対して電話機を売りつけるシステムが世の中に存在する。
４）車に欠陥があったとき、メーカはリコールします。その費用は、受益者負担の
原則として、ユーザが払った例はありますか？
私は、なにも費用負担が一切いやだとは言っていません。三鷹のNTT AT社など
と相談し、部品など大量に、10万円を越える対策部品をAT社や秋葉原で購入し
ています。すでに、出来る範囲で対策部品を取りつけた家もあります。一方的に
アマチュアの責任として『受益者負担』などという物言いが、納得できないのです。
TJ様、K様、見解をお聞かせ下さい。出来れば、電子メールでお願いします。
持丸 博
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これには、さすが返事はなかった。Hi でも、相手を動かすにはがんがん言う
べきだと思うよ。JARLからは以下の返事が来た。
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*************************** 手紙８ *****************************
持丸 様
お世話になります。 今後の進め方に付きましてご相談させてください。
ご都合のよろしい日時をご連絡頂けないでしょうか。
平日であれば９時３０分から１８時ごろまで １２日（土）であれば１１時から１２
時３０分までの間。または １６時から１８時までの間であれば出勤しております。
（途中は会議で対応はできません）
ご連絡をお待ちしております。
JARL技術
課 K
電話
03-5395-3122
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↓
ここまで、大体対策の手順が見えて来たので、自分で対応することにした。
１）全てのモジュラージャックに１個づつコモンモードフィルタを入れる。
２）外部から保安器に入ったところで、コモンモードフィルタを入れる。
３）電話器のACラインには、アミドン＃４３と＃６１を使いキャンセル巻きにする。
４）できれば電話機の内側や保安器をアルミ箔でシールド
これで大体止まるのが判明。機器が埋めこみで難しい場合は、以下のように
メーカにやらせた。もちろん無料出張。
↓
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↓
*************************** 手紙９ *****************************
○○ホン株式会社 さいたま営業所
営業担当 Y様
お客様窓口担当 O様
お世話様です。添付致しました資料は、O様に現状を説明するためにアマチュア
業務に携わる側からの意見書と調査依頼書です。 O様の方から電話を入れ
るように、依頼しています。なにとぞ対処のほどをお願いします。
持丸 博
写し）NTT ME飯能営業所 TB様
日本アマチュア無線連盟 技術研究所 K様
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これが、近所のOさんに配った意見書・依頼書の内容です。そのまま使ってくだ
さいませ。ここまでがんがん言ったら、出張代無料になりました。
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*************************** 手紙１０ ****************************
電波障害調査・対策へのご協力のお願い
平成14
年1月17日
○○ 様
住所 〒357-0041 埼玉県飯能市
氏名 持丸 博 ?
連絡先電話 090-xxxx-xxxx
１． 調査理由
こんにちは、持丸です。この度、最期のページに添付しましたように、総務省
の変更許可を得て、無線局の送信電力を増力致しました。電力が5倍になっ
たため、電波障害を与える確率が上がり、本格的な調査を実施し、それに対
処する必要が生じました。
２． 対策の流れ
不幸にして障害が発生致しましたら、機器メーカやアマチュア無線連盟のご
協力を得ながら、全てメーカー及び持丸の方で対処させて頂きます。しかし
ながら、それには、○○様からの、調査や対策へのご協力が必要になって
きますので、何とぞ宜しくご協力の程をお願い致します。対策の流れは、以
下のとおりです。
1）試験電波の発射 障害の有無を見極めるため、許可された色々な周波数
（問題の把握） で、試験電波を発射します。同時に、クリーンな電波を発射
するための、付加装置を送信機側にも設置いたします。アマチュア局側で
既に行った対策は、以下です。
a. 送信機出力側にコモンモードフィルタを2個挿入これによって、アン
テナへ行くケーブルからの電波の輻射を阻止します。
b. 不要輻射、スプリアスと呼んでいますが、目的以外の電波が出るの
を防ぐ、高性能の送信機の選定
c. 電源ラインに、高性能のAC電源フィルタを挿入して、電源から電波
が漏れるのを防ぐ
d. ローパスフィルタの挿入を検討中、現在、低価格の製品はありますが、
高性能品は在庫切れなので近々に挿入し、ｂのスプリアスをさらに
低減する予定です。
2) 障害の記録紙 まことに恐れ入りますが、3ページ目のシートに障害に記入
その状態を、日時、機器名を記入してください。持丸の（問題の把握） 方
でも、電波発射の全記録をここ１−２週間にわたり コンピュータに記録して
おきます。どの周波数で、問題が起きているかを確認できます。
もし、この作業が大変な場合は、友人を○○家に派遣し、小型トランシーバ
で連絡をとりながら調査します。１−２時間ほど掛かりますが、１−２週間
より早く基礎調査が終了します。出来ればより確実な、確認をとりながら、
目の前で電波を発射する後者の調査にさせて下さい。
3) 簡易的な対策 既に、日本アマチュア無線連盟の方には、メーカ対策（原因
と対策） 依頼を提出していますが、その前置処置として、一般に、アマチュ
ア局側で出来る範囲は、対策するべきとされています。具体的には、キャラ
メル箱の1/3程度の小型ユニットを、電話のモジュラーケーブルに挿入した
り、ACコードにフィルタを入れます。これは、あくまでも外部取りつけで、機器
の内部への処置ではありません。これは、NTT ME飯能営業所からも要請
されています。 NTT AT社や秋葉原から既に部品を多数購入（１０万円相当）
現在可能な範囲で実施中です。
4) 本格的対策 簡単な対処では解決せず、障害の程度が酷い場合は、機器
メーカの対策で対処します。なお、この依頼は既にしていますので、来年1−
２月には来ます。
＜対策の流れ＞をまとめると
A.問題の把握------------- 今、ご依頼させて頂いているシートで障害の内容
を把握する
B原因の追求------------ この作業によって、送信機側に問題があるのか、
電話機側に問題があるのかが判明します。
C対策を打つ------------- 原因が判れば、それに対応して対策部品を取りつ
ける。実際の対策は、Bの原因追求と同時進
行に
なります。
しかしながら、アマチュア無線業務を行う側に立ちますと、この種の電波障害は
原因が既にはっきりしております。過去２０年間に発行された電波障害の対策
文献５冊を研究しますと、過去数十年にわたる調査の結果、電話機障害はほ
とんどが、アマチュア局が正規に発射を許可されている電波そのもの、（これを
基本波という）が電話機に飛びこんで障害を発生させています。アマチュア局の
電波の質が悪くて、障害を起こしていることはほとんどありません。
このような障害が発生する技術的な原因は、たった数個、値段にして数十円か
ら数百円の部品をコスト競争のため省いてしまっているからです。我々アマチュ
ア局側が発見した酷い例は、電話機の回路のプリント基板に、障害対策のフィ
ルタを取りつける穴が開いているのに部品がない。よく調べるとこうした障害に
うるさい欧米に輸出する機種だけに取りつけて出荷していたなんて、メーカもあ
るようです。こうしたツケを障害という形で、ユーザが払わされているのです。
１）一体、受信機でもない電話が信号を受けてしまうのは、誰の責任でしょうか。
技術的見地にたてば、そうした電話機を作ったメーカ、そうした障害に弱い
システムを標準として構築した電話会社に第一番目の責任があるのは明白
です。
２）弱いシステムを告知しないで、一般の（当然として電気に無知な）ユーザに対
して電話機を売りつけるシステムが世の中に存在する。通常、電話機のメー
カは製品が電波障害に弱いということを、エンドユーザに通知していません。
これは、○○様は御分かりだと思いますが、○○様が電話機のメーカまたは
納入業者から説明を受けたことがないと思います。
３）車に欠陥があったとき、メーカはリコールします。 その費用は、受益者負担
の原則として、ユーザが払った例はありますか？ ○○ホン社さんとお話して
いて一番困る、誠意が感じられない点は、（まだ、メーカとしての結論が出て
いないからだと思いますが）２ページ下の＜対策の流れ＞の中でいきなり、
Cの対策に話しが飛んでしまい、出張費用の話しをし始めています。原因・
調査が済まない内に、なんで費用なんでしょう。自分たちの飯の種の製品
性能が問われているのです。製品にプライドを持ってほしい。また問題解決
のステップをきちんと踏んでいません。彼らは既に原因を知っている可能性
があります。
電話機の障害対策で、唯一の良い知らせは、扱っている周波数が電話機と電波
の信号の周波数が大きく異なるので、適正な箇所に適正な対策部品を挿入すれ
ば、必ず障害が止まるということです。
現在の電気機器の流れとして、家庭用のボイラー、インバータ制御の蛍光灯
やエアコンなど、電波ノイズを出しやすい機器については、対策が甘いものが
市場に多数存在します。こうした製品は、強い電波を出し、テレビにメダカノイ
ズという、点々の模様を出します。これからの電気機器は、不要な電気ノイズ
を出さない、不要な電波を受けないという設計に変わりつつあります。一番顕
著な例はテレビで、最近のテレビは極めて電波障害に強い設計がなされてい
ます。現に、今回の調査で１KWの出力で障害が出ているのは、たった１件で
それも古いタイプのTVセットで、現在対策を手配しています。
早く電話機メーカの意識も変わって欲しいと思います。
以上、アマチュア局側からだけの言い分だけを申し上げましたが、○○様の
方からも出来ましたら、○○ホン株式会社に問い合わせて下さい。また、○○
ホン株式会社所沢営業所のY様、O様の方からご説明の電話を○○様の方に
するよう、依頼しております。Y様のお話ですと、まだ正式な対応の方針が出て
いないようです。この点は、○○様としてもユーザとして、早急に対応するよう
正式に要請してください。
○○ホン株式会社： ｘｘｘｘｘｘｘｘ
○○様電話番号： ｘｘｘｘｘｘｘｘ
持丸電話番号： ｘｘｘｘｘｘｘｘ
３． 調査シートによる障害調査の詳細（問題の把握）
５ページ目の添付シートは、障害が入った場合の状況を、日時、機器の種類、
障害の程度等を記録して頂くシートです。障害の程度は、官能式（人間の感覚
によって程度を判定する）を使います：
重： TVや電話等の機器が、本来の機能を果せない酷い障害
中： 重ほどではないが、がまんの限度を超え、何らかの対処が必要
軽： 何とか許容できる範囲である。（TVなら極薄く縞、電話では微かに声
が入るも会話に支障がでない程度）
無： 障害を認められない
官能式なので、個人によって判定が異なる欠点がありますが、対策のとっかか
りとして重要となる調査です。
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↓
↓
↓
対策後、○○家のテレホンIはびったり止まりました。目処が付いたとたん、こ
んどは、ノイズで走り廻ることになりました。自分の所為にならないよう、まず
近所に配ったのが手紙１１の内容。
↓
↓↓
↓
*************************** 手紙１１ ****************************
NHK第一放送のメダカノイズに付いて
美杉台のケーブルテレビでは、現在NHK第一放送に、ノイズが乗って画面の
品質が若干下がっています。このノイズは画面上にチラチラと現れる、小さな
横棒として観察されます。発生は、午前１０時から午後４時頃までを中心とし
て出ています。時々著しく画面が悪化する場合もあります。
発生箇所は、まだ特定されていませんが、アマチュア無線とは全く関係ありま
せん。（無線をやっていない時でも出ています。）これは、放送電波の周波数
までに達する、パルス性の電気ノイズが原因です。疑わしい場所としては、電
力会社の電線、トランス、絶縁碍子などのリーク電流、工場の機械、ボイラー
家庭用湯沸し器、インバータエアコンやインバータ蛍光灯などがあります。
本日( 2002 / 1 / 31 )、財団法人首都圏ケーブルメディアの方が調査にこられ、
１） 我が家のテレビにノイズが出ていること、また時々ノイズが強くでること。
２） 短波帯と上のテレビ放送の周波数帯までまたがる、広い周波数範囲のノ
イズが出ていること
３） 美杉台のケーブルメディアの局社屋でもノイズが見られるこを確認されま
した。
今後、NHKと連携をとって、周囲の住民に対する聞き取り調査も開始し、上司
と相談して方針を決定する予定であると帰る前に報告してきました。
この１チャンネルのメダカノイズに関するご質問は、
１） 財団法人 首都圏ケーブルメディア建設課 (03-3355-7590)
H様 O様
２） 最寄りのNHKの受信相談窓口 0570-003434
３） 持丸まで、ｘｘ−ｘｘｘｘ
お問い合わせ下さい。
以 上
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↓
↓
↓
同時に、電力会社とケーブルTV会社に連絡。
↓
↓
↓
*************************** 手紙１２ ***************************
東京電力株式会社
飯能営業所 (0429-73-7191)
S様
財団法人 首都圏ケーブルメディア
建設課 (03-3355-7590)
H様
前略 いつも対応ありがとう御座います。ノイズを今まで観測してきたデータを
お送りします。幾つかのコメントを順不同でお送りします。御社の技術者の方
とも相談して下さい。
１）ノイズの発生方向
ノイズの発生方向は、『確実に』南西方向から来ています。これは、私のアン
テナが指向性があるからで、７MHｚ帯と28MHz帯を観測した結果です。あと
50MHzもチェックを入れましたが、同様に強いノイズが出ています。
２）ノイズの周波数帯域
発生は周波数帯域が、とてもブロードで広い範囲に渡っている。 少なくとも、
短波帯の全域７−５０MHｚをカバーしている。後述のTVのメダカノイズと相関
があれば、100MHz帯まで達していることになります。
３）ノイズの発生時刻
まだ観測データが不足していますが、どうも正午を中心として発生しています。
午前１０ー１１時頃から発生し、１６時頃まで続きます。次いで、夕方・夜にも
単発的に時々発生。朝方９時前には出ていません。以上が典型的パターン
です。
４）ノイズの強度
我々、アマチュア無線家は、無線機についている電波強度メータ通称Sメータ
で強さを表します。このノイズは７MHｚで強度７にも達し弱い局との通信が不
能になります。都市部から遊びに来る仲間に聞かせても、このノイズレベルの
高さは、住宅地としては異常な高レベルだと驚きます。我々の世界ではSレベ
ルは３−４辺りが普通で、民家がないノイズ環境が良い場所だと１−２程度を
指針としています。
５）ノイズの波形
５０MHｚの受信機についている、スペクトルアナライザで観測すると１０KHｚの
幅に１２個ほどのピークがある、ノコギリ波状の相当に強いパルスノイズが観
測されます。このノイズは、強弱の変化からみると７MHｚでのノイズとシンクロ
しています。
６）東電殿のノイズの確認方法
柱上トランスの上で、AMラジオを放送局を受信しながら確認するのは、あまり
良い方法とは言えません。 何故なら、ラジオにはAGC（Automatic Gain
Control）という機能が、必ず入っていて、強い放送波を受けると、自動的に
感度を絞り込む機能があるからです。感度を下げれば、当然聞こえるノイズも
聞こえなくなります。
また、ご承知のようにTVのような高い所まで出ている場合があるので、AMラ
ジオでは周波数帯域が低すぎます。
７）ケーブルTV、１チャンネルの障害
NHKのテレビ放送に、メダカノイズが入ることがある。これは、パルス的電波
ノイズが１００MHｚ前後まで出てそれが、美杉台のケーブルTVまで、影響を与
えている可能性がある。短波のノイズと、TVのメダカノイズの相関を今後重点
課題として、観測して行きます。
１チャンネルNHKはTV放送波の中で、一番低い周波数を使っています。現在、
電波障害の有無（アマチュア側に起因する）の調査で、近所を調べていますが、
各家庭このノイズに気付いています。
首都圏ケーブルメディア様としては、私の抱えている問題とは別に、１チャン
ネルの問題を『御社の個別問題として』解決する必要があります。電波障害
対策で周辺の各家庭を廻ると、大抵指摘されるので、アマ無線連盟から出し
ている、素人用のパンフレットでメダカノイズの発生原理を説明をするのが大
変です。私も協力させていただきます。
８）発生の推定原因
このような強いノイズの発生源として考えられるのは、
●工場のような大電力を使う機械
●家庭用のボイラー、湯沸し器に入っているインバータ
●蛍光燈に使われているインバータ
●柱上トランスの内部リーケージ
●碍子等の絶縁不良によるリーケージ
間欠的に発生しているので、何らかの機械のオン・オフに伴うものと関連して
いる可能性が高いですが、湿度や気温の変化で状況が変化する場合もあり
ますから、まだ東電のパワーラインは完全に白とは言えないと思います。
今後、私も携帯無線機を購入し、小型の指向性アンテナで美杉台のいたる
方向から、ノイズの方向性探知を行い、御社にご報告する予定です。追って
再度報告します。首都圏ケーブルメディア様に置かれましては、早急に対策
を打ってください。
持丸 博
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ほとんど、伊達酔狂の世界の為にトランシーバFT817を購入してしてしまった。
HB9CVを車に積んで、休みの日に自宅近辺をうろうろ。メンテを委託されてい
る会社の技術者も来て確認していった。
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*************************** 手紙１３ ***************************
ケーブルメディア H様
本日、技術者の方を派遣頂いてありがとう御座います。１チャンネルに常時チ
ラチラとメダカノイズが出ていることと、ときどきバースト的に強くノイズが出る
ことも、確認されています。
今日は、特にノイズが酷い日で、短波帯でSが９まで振れています。案の定、
TVのメダカノイズも普段の日より強かったです。ブロードに広がったノイズが
どこか美杉台の中で発生しているのは間違いなさそうです。
取合えず、近所のノイズを気にしていた家に、添付の資料を配布し、ご理解を
要請しています。
持丸 博
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雪雲でノイズ発生。MFJ２５６SWRアナライザを壊す。次ぎの日MFJ２６９購入。
顛末は以下。雷雲のノイズを経験したのは２回目。
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*************************** 手紙１４ ***************************
首都圏ケーブルメディア H様
その後の対策方針は立ちましたでしょうか？ 是非協力させて下さい。
本日一つ判った現象がありました。普段、TV障害と同期して起きている短波
帯無線機の信号メータ（Sメータ）の振れは７−９位のノイズレベルでした。
この時、メダカノイズが目立ちます。
ところが、それを２０ｄBくらい上回る、パルス性のノイズが夕方発生しています。
これは５０MHｚのスペアナで調べても、鋭い棘のような信号でした。昔は、イグ
ニッション整備不良のバイクからこれと似た、パルス信号が良く聞こえたもの
です。
しかし、どうやらこれは帯電性ノイズのようです。本日２月１１日は雪が少しち
らつき、上空に雪雲の黒い姿がありました。この雪雲の電荷により、私のア
ンテナから放電が起こり、パルス性のノイズが出ていたと思われます。アン
テナのトップに取り付けている３．５MHｚのアンテナは、アンテナ特性のメー
タにつけていて電気的に浮いた状態でしたが、フィーダのコネクタ部分から、
ぱちぱちと火花が飛んでいました。
今回起きた、このようなパルシブな極端に強いノイズは、タワー・アンテナから
の帯電性ノイズであることが判明しました。雪国では、こうした現象が頻繁に
起きることが、無線家から報告されています。
普段問題にしている、 Sメータにして７−９の振れのノイズが、この帯電性ノ
イズに関連しているかどうかは不明ですが、パワーラインには、トップに避雷
ようのアース線が張り巡らされています。同様なことが起きても不思議ではあ
りません。
今回のような、原因の明確な現象は良いのですが、普段から１ｃｈに障害を
与えているノイズに関しては、まだ誰も確証を持てない段階です。既にケー
ブルメディア殿の派遣技術者の方も現象を確認している段階なので、早急
に対処プランを立てて下さい。
持丸 博
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自分で調査した結果を、東電とケーブルTVに報告。ラインがやはり臭い。
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*************************** 手紙１５ ***************************
東電S様、ケーブルメディアH様、
先日、自宅近辺の２−３００ｍの範囲内で、ノイズ源の調査を行いました。こ
の結果の図をお送りしますので、FAX番号をお教え下さい。幾つかの事実が、
判明しましたので、報告します。
１）５０MHｚのノイズのピークがでる電柱を自宅の北西のトランス付き電柱で
発見。
２）ノイズの強い範囲は、自宅の西、２００ｍ以内くらいの範囲で強い、さらに
５００ｍほど西に行くとノイズは減る。北方向のアパートのビル群の中でも、
ノイズは減る。
３）ノイズは”全て”電力ライン方向で最大がでる。これはノイズが少なくとも、
電力線を介して伝搬している事を示している。
４）トランスや漏電アークに起因して、ノイズが発生することは十分考えられ
るが、時間的に１２時を中心として、朝１０時から午後４時が普通。しかし、
本日のように、１９時過ぎても出ている場合がある。風で電線は揺れてい
る。トランスの負荷条件や電圧変動にも起因するのか？
５）ザーという音のノイズはSメータで５−７くらい、ザーにノコギリ状のピーク
のあるノイズはS9位まで振れる。もしかすると、この波形の違いは、発生
源の違いかもしれない。
６）東京電力が行った試験は、AM放送波のトランジスタでのチェックなので、
試験方法としては納得の行く内容ではない。東電の技術部門は、直径
２０センチくらいの超音波パラボラで、トランスの異常を、音波で発見する
機器を持っている。ノイズはブロードで、短波帯から１ｃｈTVの１００MHｚ
帯まで達しているので、それなりの武装をして調査してほしい。東電と
ケーブルメディアさんの、共闘を期待します。
私の聞いているノイズを聞けないのでは、話にならないでしょう。
７）メダカノイズは、弱いもののまだ出ています。ご近所は私の説明で、既に
原因を認知しています。早く対処をお願い致します。
持丸
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ノイズ発生源を特定する。とうとうやりましたね。NHKも来たんだ。
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*************************** 手紙１６ ***************************
初めまして、?梶宦寫H業のSと申します。
(財)首都圏ケーブルメディア殿より飯能南台地区ＣＡＴＶ施設の維持管理業務
を請け負っている者です。
ＳＣＭ平野氏より持丸様の調査データ等配信を受け、ＮＨＫさいたま放送局殿
の出動をお願いし、昨日（２／１９ＰＭ）パルスノイズ源の一つを探り当て、東電
・飯能営業所に処置依頼してあります。処置完了報告が入り次第、御連絡いた
します。
発生源は一つとは限りませんので随時調査・処置を繰り返す予定です。ちなみ
に、発生源は受信点から北東方向約２００ｍ（３丁目２６番地）先東電柱でした。
ハムライフをエンジョイするために、自力でのノイズ探査等には敬服する次第
です。今後とも、よろしくお願いいたします。
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彼は敬服はしてないな。あきれているだろう。
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*************************** 手紙１７ ***************************
?梶宦寫H業 S様
ここ２−３ヶ月の努力が報われた気持ちで、大変感謝しています。事は、電話
に混入する無線の直接波からの障害対策から始まりました。三鷹のNTTアド
バンスト・テクノロジ社や秋葉原から、フィルター類やコアを大量に購入して対
処しています。
訪問した家庭の何軒からか、メダカノイズに関してのクレームを受け、それが
ブロードに分布していることに気付き、普段無線のほうで、私が受けている障
害と対応したノイズであると気付きました。
ここまで、しつこかった理由は，ノイズレベルが半端でなく数百万の投資をし
た趣味が、崩壊寸前まで追いやられていたからです。仕事でも、こんなにし
つこかったことはないですね。
また、ご指摘のとおり、発生源は今回の１箇所でないような気がしています。
タワーのビームアンテナを回しても、南西方向からピークが来る場合と、今回
発見の西から北西方向よりのピークを感知しているからです。今回、発見した
箇所の南西よりの電柱も怪しいとにらんでいます。
同時に、スペアナでみると、ノコギリ状の強いノイズの発生源ソースと、より輻
射強度は低いが、同じくブロードなノイズ源の２種類が観測されていますので、
２箇所以上の可能性があります。
次回、NHKの方が来られる場合は、必ず休みを取って協力致しますので、
事前にお知らせ下さい。お礼も言いたいので。
今後とも、よろしく対応の程をお願い致します。
持丸 博
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今回のどたばたは、３ヶ月くらい続きました。まあ、諦めないでしつこく挑戦すれ
ば、何とかなるのが教訓でしょうか？そうなら、YLさんやビジネスにも応用すれ
ば、もっともてたり、給料が上がるはずなのになあ。
GOD NITE
王座様より
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