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＜＜第７2夜
アマ無線千夜一夜物語 2002年2月3日 4:53
矢田谷さん、先日はＳＳＢでの交信ありがとうございます。最近ＳＳＢに
良くでているので、お声を初めて聞く方が多くなっています。矢田谷さん
のQSLカードへの記入事項には、おおむね賛成ですが、幾つかのコメ
ントを入れます。QSLの書き方については、以前Niftyに書こうとしたと
たん、当時誰かがFBなコメントを書いたので、断念した記憶があります。
もしかしたら、以前の書きこみとの重複もあるかもしれませんが、再度
掲載します。矢田谷さんの書きこみでは：
?@"交信したことを証明する"という字句
?A To Radio
?B Date
?C UTC/JST
?D Mhz/Band
?E RST
?F 2-Way/Mode
?G PSE QSL TNX
?H サイン
?I Remarks
となっています。
＜項目?Gと?I＞
さて、必要な記入事項の内、?GのPSE QSL TNX欄と?IのRemarks欄は、
必要な記入事項ではないと思います。あくまでもオプションでしょう。時々
話題にする、故KH6IJ野瀬さんのカードはTNX QSLしか印刷されてませ
んでした。（笑） あれば便利、あれば楽しい項目に位置するものでしょう。
＜時間表示について＞
無条件でUTCをお勧めします。その理由は：
■２つの時間を取り扱うと、どこかで必ず混乱を生じる。昨日の事
ならいざ知らず、１−２年前の時間は思い出せない。
■CWは飛ぶので、海外交信が多くなる。Zの世界にJSTは馴染ま
ない。一刻も早くZを身体に馴染ませてください。
■海外のQSLマネージャが一番苦労するのは、日本時間の確認。
彼らからJSTで、かなりのクレームが付いている。膨大なカード量
を考えれば、一々JSTに時間変換などする余裕はなし。
昔、世界を知らない親父から、我々は日本人なので、なるべくJSTを使う
ようにとの、余計なお世話を言われたことがあります。（笑）
＜サインの記入＞
忘れがちなのは、?Hの自筆のサインですね。ハンコは、東洋の端っこに
ある小国の小役人が、自分たちが楽する為に導入した酷いシステムです
から、全世界共通になりません。ダマされてハンコ取られて、財産を失っ
た人が何人もいます。サインの方が、遥かにセキュリティの高いシステム
です。
世界に出して恥ずかしくない通用するカードは、あくまでも自筆サインが
必須になります。
＜訂正について＞
もちろん、ＱＳＬに訂正箇所が有ったら無効。 横線に訂正のハンコも世界
には通用しません。権威の無い、国内アワード管理者だったら許すかもね。
＜日付＞
アメリカ式は月/日/年となり、今日なら02/03/02です。 イギリスはこれまた
違うのでちょっと面倒です。 紛れの無い完璧を期すなら、03 Feb. 2002とす
れば、間違うことは皆無になります。 私のQSL印字は、全てPDA社のLOGic
5.2に任せ切りで、どうなってるか今調べてみると：
To Radio ７L1ICV:
Confirming our two-way 7.022 Mhz. CW QSO
on 5 AUG 2001 at 05:44Z
Your RS(T) was 599.
73, Printed with LOGic LOGO MARK
となっています。PDA社は完璧かつ必要最小限ですね。
＜その他＞
■これは、自分のカードの工夫ですが、トップに
Please send this QSL to his/her □QSL Bureau or □QSL Manager
と記載して、マネージャのコールサインを記入できるようにしています。
■表面には必ずJAPANは入れ忘れないように。コールサインも（笑）
■記念カードにありがちですが、運用した人が誰だかわからない。
以上に注意してカードを書けば、世界中どこでも通用し、ゴミ籠に直行したり、
釣りの糸巻き（実際いる人）なったりはしません。
持丸王座様、ミスターA1 / JA1VJQ