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＜＜第２８夜
アマ無線千夜一夜物語（第二十九夜） 98/02/24 03:21
どうも予感がしていたが、やはりそうなった。21MHｚのコンディションが
抜群だった。日曜日の朝方ビリヤードの練習から帰って来て、おもむろに
電源を入れると何やら騒々しい。一渡り21Mhzのローエッジからスイープ
を開始する。CTを走らせ、下の方からめぼしい局をピックアップし終えた。
Coast to Coastの大オープン。サイクル23 SSNの立ち上がりの激しい傾斜
を予感する。
覚悟を決めてCQを出すともうPED状態。８時から９時頃にかけての約30分
間は毎分３局から４局のペースが続いた。しかも同時に５-６局から呼ば
れ続けた。興奮と熱狂で頭が白くなりかけたころ、ようやく毎分１-２局
のペースに収まってきた。この朝だけで21/14を使い500局交信できた。
この感覚は、サイクル22のピーク時のコンテストを思い起こす。つまり、
コールサインを取るのでなくて音を取っている。ログインする時も音で
タイピングし、パドルで応答する時も、音で応答している。 アルファ
ベットが実体化するのは、モニター画面でログインし終えた後だ。
延べ12時間の運用で約800局は、コンディションのお陰の何者でもない。
その替わりローバンドのコンディションは、出ていた前半はぱっとしな
かった。いつもなら、例えば去年のWWのCW部門の頃は、午後２時頃から
Ｗとの交信が可能だったが、早くからぶいぶい言わせて頑張っていたの
は、ビッグガンの人たちだけだった。ようやくこちらにもお鉢が回って
きたのは、暮れ馴染んだ頃になってから。若干やるきを無くしてオンエ
アしていたのを、誰かに聞かれたらしい。
ＣＷ会議室の仲間も、釣り堀コンテストなんかで小さくまとまらずに、
こうしたコンテストで頑張ってほしいもんだ。ＣＷマンだろう？あの21
の大オープンでは誰もエクスキューズ出来ないよな。
教訓：コンテストでは徹夜でビリヤードをしたり、墓参りに行ったりし
ないこと。身体がもちません。（PXBのエクスキューズ）
BT BT BT BT BT BT BT BT
今夜はもう一つの話題、Ｘ氏が一生懸命説明しても判ってもらえないよう
で少し気の毒になった、QSYの話題。頭はもう少しロジカルでないと電信
も上達しないぞ。この会議室の甘茶無線ひょーろん家諸氏がすでに語り
尽くされているそうだが、PXBの考えも少し出して、賛否両論が渦巻く中
７３は如何？ 一応あっちの枝を参照して見て下さい。そして、幾つかの
コメントを......
１） まず、周波数には印が付けられません。誰にも優先権はありません。
２） ひとえに経験の足りなさを感じます。経験を積むとそんなに大事と
はなりません。腹も立つことはないし、自分がその周波数を何等かの
理由で使いたいときは、その胸を表明すれば良いだけだし、周波数は
ごまんと空いてます。自分が移っても差し支えない。
３） 次に日本の場合は、特にＢＣ局の資質が一つ問題になるでしょう。
UP 5と5 UPの差も分からない人が結構多いのでは？
４） Ａ局は続けて使いたい可能性があります。端的な例はコンテストです
ね。少しJCCを稼ぎたいかもしれないし。そうした場合は、終了と同
時すぐＣＱを出して態度で表明するか、ＢＣ局にその旨を告げれば
いいだけ。意志疎通の手段がＣＷなり無線だよね。無線機もってるよ
ね。気分を害する所はなにもない。Ｂ局はその意志を尊重してくれま
す。
５） 丁度ぴったりの例えが出ないが、こんなことは日常生活でよくある
のでは？こんな具合に処理しているのでは？
□Ａ君が最初ブランコで遊んでいました
□ 其処にＢ君が来て、一緒にブランコに乗って遊んでいました。
□ ひとしきり遊んだ後、Ｃ君が来て"Ｂ君一緒に乗ろうよ"と言い
ました。Ｃ君は誰が先にそのブランコを使っていたかは知らない。
するとＡ君は、
□ いいよ、隣のブランコ開いているから僕そっちに行くよ。又は、
□ 他のブランコはひもが長くて怖い（何等かの理由）二人とも隣り
のブランコで遊んでほしいでちゅ。
子供でもこの位の会話はしているのでは？？？？
GUD NITE
DE JP1PXB/JA1VJQ