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<<第71夜


アマ無線千夜一夜物語 2002年1月20日 2:12

第七十二夜 震災の時、王座様ならこうする (QRV for OSO)

これは、個人としてOSOを設定するならの案ですが........

1)まず、V・UHFがあまり役に立たないのは、7年前の震災で
あきらかになっている。あくまでも補助として使う。
 ●第一に、関東でも心ない奴が出てくるのは必至。ましてや
  関西じゃね。自分も含めて、日本人のモラリティを信じてな
  いので。 
 ●第二に、大震災の混乱時には、丘や山の上に上がりロケ
  ーションを確保は出来ない。羅災したロケーションでの運用
  即ち、多くの場合近くの路上。ピギーバックでは飛ばないし
  混乱の中でV・UHFのシングル八木でも確保しにくいと思うよ。
  恐らく現場の混乱を知ってる人は理解すると思いますが。
  短波のホイップにかなうものは無い。 OSOの相手方は、
  被害を受けていない人が良い。

2)あの4メガの固定周波数は回線数1本で、トラフィックの扱
える量としては、かなり上手いオペがやっても簡単に限界に
達するので、QRVはしない。さっさと7のCWに移行する。ただ、
罹災していない地方局はワッチして、重要な件があれば、も
よりの警察・消防・地方自治体に連絡をする。
4メガで努力している人には、敬意を払うが、7でスプレッドアウト
したほうが、全然効率的。

3)OSOを7、冬の夜間なら3.5で設定して、罹災していない
地方局(もちろんベテランCWマン)にKEYになってもらう。そして、
その地方局に、もよりの警察・消防・地方自治体・新聞社に連絡
し、これから現場からの生の要請(これを各機関に強調する)を
どんどん流すから、受け皿になってくれるよう頼んでもらう。電話
代の問題があれば、受け皿から掛けなおすようにしてもらえば
良い。または、ボランティアと覚悟してもらい、罹災していない
KEY局には、電文をファックスで受け皿組織に流しまくってもらう。

4)モードはやはり電信でしょう。羅災側の設備パワーから考え
れば、シンプルがベスト。我らの出番だよ。

5)その準備として、CW各局は: 
 ●日頃のCWの腕を鍛える。コンテスト上位を狙う位の人が
  使える。頭でっかちで叩けないオペや、体力と根気の無い
  人は役立たない。
 ●和文は必須でしょうね。和文できない奴は無用。
 ●7のホイップ必須、出来れば3.5のホイップも。これで24
   時間国内は連絡確保可。
 ●小型のリグ、つまりA1クラブでいつも移動している人のよ
  うなシステム・発発・バッテリー・ソーラーなどを車の中に
  常時確保。まあ、車庫が潰れたらNGだが。家が潰れる確率
  より少ないのでは。
 ●OSOの事後処理で、総務省へのレポートは覚悟すること。

昔、北海道地震があったとき、大学のクラブに毎日新聞社が来て
逐一情報を取っていたのを思い出します。当時、マイクロ中継網
が全滅し、唯一可能な手段は無線でした。こんなとき位しか無線
家が真に役立つ時はないでしょう。ARRLのRLはリレイ・リーグで
戦災、天災等の非常時を常に考え、社会への積極的貢献を常に
意識しています。A1クラブでも、非常時に取合えずみんなココを
聞くという周波数を、7に設定しては如何?全国的にダイアルイン
即ち、罹災していない地域が参加し、妨害も少なく救援情報を
提供出来るところに、意義があります。

ところでJARLは、なんの略でしたっけ??

GUD NITE
王座・ミスターA1様より


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